スマホはもはや生活必需品。
電話やメールだけでなく、写真を撮ったりメモをしたりと、生活のさまざまな場面でスマホが欠かせません。
毎日必ず使うものだからこそ、不具合が多い機種ではなく長く使える機種を選びたいものです。
そこで本記事では、買ってはいけないスマホとその特徴、逆に「これならおすすめ」というスマホを紹介しています。
「買わなきゃよかった……!」というスマホを選んでしまう前に、買わないほうが良いスマホの特徴をしっかり理解しましょう。
買ってはいけないスマホの特徴とその理由
ここでは、以下4つの視点から買ってはいけないスマホとその理由について解説します。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
CPUの性能が低い

CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)とは、人間でいう脳みそのような役割を果たしている部分です。
CPUの性能が低いと、スマホ内の処理速度が遅くなります。
CPUの性能を判断する際に基準となるのが「クロック周波数」と「コア」です。
「クロック周波数」とは、1秒間に何回CPUが命令を出せるかを表した数値のことで、クロック周波数が高いほどスマホの処理スピードが上がります。
また、「コア」とはCPUで実際に処理を行う部分のことです。
「デュアルコア(コアが2つある)」「クアッドコア(コアが4つある)」など、複数のコアを持つスマホのほうが、コア1つだけのスマホより処理能力に優れています。
「デュアルコア」や「クアッドコア」に当てはまらないスマホは、処理能力が低い可能性が高いので、避けたほうがいいでしょう。
スマホ自体が重い

スマホそのものが重い(200g以上)と手に余計な負担がかかり、操作しづらくなります。
手が疲れて長時間操作するのも大変です。
また重量があると、ズボンのポケットに入れたときに邪魔になり、カバンに入れるしかありません。
片手で持つのが大変なレベルのスマホはそれだけ重みもあります。
スマホが大きいと、画面も大きくて動画は見やすいですが、重さを考慮するのを忘れないでください。
できればお店で実際に持ってみるのが一番ですが、オンラインで購入するなら、自分のいま持っているスマホの重さを測って参考にしましょう。
充電が切れやすい

充電が切れやすいスマホは、外出時に非常に不便です。
出先で電池が切れて使えなくなる、もしくは毎回「そろそろ充電切れるかな……」と心配をしながら過ごさなければいけません。
モバイルバッテリーを持ち歩けば解決しますが、余計な荷物が増えてしまいます。
コンビニなどで充電できる場合もありますが、充電が切れてしまってからでは最寄りのコンビニの検索すらできません。
どんなに機能がすぐれているスマホでも、電池がなくなると緊急時に使えないので、充電が切れやすいスマホは避けましょう。
カメラの性能が悪い

SNSを多用するなら、スマホのカメラの画質は必ずチェックしておきましょう。
カメラの画質が悪いと、画像のクオリティも悪くなります。
TwitterやInstagramで「いいね」をもらいたいなら、載せる画像のクオリティが重要です。
画素数が高いほど、よりきれいな写真を撮れるため、スマホを購入する際は画素数を比べましょう。
また、手ブレ補正機能や、自動で最適な撮影モードに切り替えてくれるAIカメラ機能搭載もあると便利です。
買ってはいけないスマホのメーカーはあるの?
ここでは、買ってはいけないスマホのメーカーについて解説していきます。
すべて有名なメーカーですが、「知名度がある = 性能が良い」とは限りません。
これらのメーカーの中に買わないほうが良いスマホがあるのか見ていきましょう。
Appleはどう?
スマホといえば、AndroidスマホかAppleのiPhone。
共同設立者の一人、スティーブ・ジョブズのことは、Apple製品を使ったことがない人でも知っているでしょう。
iPhoneはAppleストアだけでなく、docomoやauなど、国内大手キャリアからも購入できます。
Appleには以下の特徴があります。
- シンプルで使いやすい
- AirPodsなどiPhone用アクセサリーが豊富にある
- PodcastやFaceTimeなどiPhoneでしか使えないアプリがある
口コミには「AndroidよりもiPhoneのほうが長く使える」という意見がありました。
また、「iPhone以外選択肢がない」という意見も。
特に大きな欠点がなく、使いやすいスマホのようです。
どのスマホにするか迷ったときは、iPhoneを選んでおけば後悔が少なさそうですね。
かくいう筆者もiPhoneです!

富士通はどう?
日本の最大手電機メーカーの1つ、富士通。
スマホだけでなくパソコンやタブレットも生産しており、スマホだと「arrowsシリーズ」が有名です。
arrowsには主に以下の特徴があります。
- 機能がシンプルで初めてスマホを使う人でも簡単に使える
- 「マスク通話モード」など、通話を便利にする機能がある
- ハンドソープで丸洗いできる
ハンドソープで洗えるのは感染症予防にうれしい機能です。
アルコール除菌シートでの拭き取りもOKなので、衛生的に使えます。
口コミでは「洗える以外にも良いところがたくさんある」という意見が見られました。
arrowsシリーズは衛生面だけでなく、スマホとしての機能面もしっかりしているようです。

シャープはどう?
1912年の創業以来さまざまな電化製品を生産してきたシャープ。
2016年には台湾の「鴻海精密工業」の傘下となりました。
シャープといえば「AQUOSシリーズ」が有名です。
AQUOSシリーズには以下の特徴があります。
- 軽量で使いやすい
- カメラの画質が良い
- レスポンスが良く操作が快適
口コミではとくに、カメラの画質を評価するものが多くありました。
写真を良く撮る人やSNSに画像をアップすることが多い人なら、AQUOSシリーズを検討するといいでしょう。

ソニーはどう?
国内のAndroidの定番ともいえるソニーのXperiaシリーズ。
PlayStationやウォークマンを生み出してきたソニーだからこそのハイスペックなスマホです。
Xperiaシリーズには以下の特徴があります。
- 音質が良い
- 標準・望遠・超広角の3つのレンズ搭載などカメラの性能が良い
- 有機ELディスプレイで映像がきれい
口コミでは「一眼みたいに撮れる」など、カメラの性能を褒めるものが多く見られました。
また、音質の良さも好評です。
スマホでもカメラと同じように写真を楽しみたい人や、音楽を楽しみたい人ならXperiaシリーズに満足できるでしょう。

スマホを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったスマホの失敗エピソードを紹介します。
MONO MO-01J
タッチスクリーンを行う際にフリック操作が難しいです。スマホ自体が小さいせいか、何度フリックしても違う文字が入力されてしまいます。あとはストレージの少なさで、動画などを撮影するとあっという間に容量が埋まってしまい、データの削除に急かされてしまいます。
ASUS Zenfone6
3ヶ月ほどですぐにでも電源がつかなくなりました。そして、1度目にカスタマーセンターの方に修理に出し、一旦はついたものの、その1週間後にまたつかなくなり、再度修理に出す羽目になりました。2度目の修理では、内部に腐食があり、保証外のため有償で3万円ほどと言われ、買い換える羽目になりました。水に濡らしたり、お風呂に持っていくようなことはありませんでした。コスパのよいスマホをうたっているだけに期待致しましたが、お金がムダになったと後悔するばかりです。
シャープ
シャープ製のスマホに買い替えたら、カメラ性能が悪くてビックリしました。批判的な内容なので正式名称は控えてシャープ製とだけお伝えします。以前海外製のスマホを使っていたのですが、MNPで購入時2万円ぐらいのスマホでした。f値1.8あり、光学ズームも搭載。それが気に入って購入したスマホでしたが、購入から2年経過しています。日進月歩でテクノロジーが進んでいる昨今、2年も経過したのだからとシャープのスマホを購入。こっちは国産でさらに最新。さぞかしカメラ性能も上がっているだろう!と思ったら全然ダメでした。f値は2.0以上あり、撮影時に明るい光源が必須。光学ズームはなくデジタルズームしかないので、拡大すると劣化しまくります。ハッキリ言って2年前に購入した海外製スマホの方が上でした。価格帯が違えばまだしも同じだし、このカメラ性能には大失敗でした。
GALAXY zflip
デザインが好きでどうしても欲しくて買ったのは良いものの、価格が高すぎた。また、使っているキャリアの修理サポートに入っているが、サポートを利用しても修理に出すのに他の機種よりも高い金額を払わなくてはならない。
スマホを買うなら逆にどれがいい?
「これなら買って大丈夫」というスマホを3つ紹介します。
コスパ重視なら「Reno3 A」
「性能が良いけど安く買えるスマホが欲しい!」という人におすすめなのが「Reno3 A」。
税込み20,000円程度で本体を購入できますが、最低限のスペックはしっかり保っています。
4,800万画素で画質が良く、手ブレ補正やナイトモードなどの機能も充実しています。
また、バッテリーは4,025mAhと大容量。
電池が長持ちするため、外出先で不便を感じることは少ないでしょう。
「Reno3 A」は価格重視なので、機能重視の場合は「Reno5 A」も検討してみましょう。
バッテリーの容量がより大きく、処理能力もすぐれています。


一番おすすめのスマホは「iPhone13」
安定的に高く評価されているスマホを選びたい人は「iPhone13」がおすすめです。
いわずと知れたiPhoneシリーズの1つで、本体スペック・通信速度・カメラ画質など、どれをとっても高機能。
カメラの性能がとくに好評です。
画質が良いだけでなく、超広角カメラで他のスマホよりも広い範囲が撮影できます。
また、「シネマティックモード」というビデオ撮影機能では、人間の視線を検知し、自動で最適な部分にピントを合わせてくれます。
格安スマホなどと比べると、料金は税込み86,800円〜と高めですが、分割払いにすれば無理なく購入可能です。
値段を気にせず高機能なスマホを購入したい人は「iPhone13」を検討してみてください。
5G対応のスマホを選ぶなら「AQUOS sense5G」
「せっかく機種変更するなら5Gが良い」という人には「AQUOS sense5G」がおすすめです。
40,000円前後と、5G対応スマホの中では値段が安めです。
また、値段だけでなく4,000mAhを超える大容量バッテリーも「AQUOS sense5G」のポイント。
LEDバックライトの消費電力を抑えたり、画面の書き換えを制御したりすることで消費電力も低減しています。
したがって電池が非常に長持ちし、使い方次第では約1週間充電せずに使用可能です。
口コミにも、バッテリーの持ちを評価する意見が見られました。
あまりにもバッテリーが長持ちするので 今までの癖で何回もチェックしてしまうくらい 良く持つ
Amazonカスタマーレビュー
お手頃価格で5Gのスマホを使いたい人は「AQUOS sense5G」をぜひ購入してみてください。

スマホの買い方に関するよくある質問
スマホを買う前に気になる質問に回答しています。
スマホを買うときのポイントは?
スマホを買うときは「自分が何を重視するか」で選びましょう。
例えば、よくネットサーフィンしたり動画見たりするなら通信速度、つまり本体スペックの良さを確認してください。
また、SNSでよく写真を投稿する人なら、画質のきれいさにこだわると良いでしょう。
人によってスマホで何を重視するかは異なります。
自分のこだわりをよく理解しないまま機種変更すると「使いづらい」「こんなの二度と買わない!」などと思う原因になります。
お店でいろいろなスマホを触ったり、友人のスマホを少し貸してもらったりすると、無意識のうちに重視していたスマホの機能に気付けるでしょう。
国産と海外製どちらのスマホが良い?
製造元ではなくスマホのスペックで選びましょう。
不具合の情報がない限り、国産・海外製のどちらかで優位性はありません。
「どれが良いか」は個人の重視している機能や好みの重さ、大きさなどによっても左右されます。
iPhoneなどはハイスペックで有名なシリーズですが、100人中100人が気に入るとは限りません。
国産・海外製に関係なく、そのスマホのスペックが自分の好みに合っているかを気にしましょう。
「5G」対応のスマホを買うべきなの?
通信量や速度を気にする人なら、高速の大容量通信が行える5Gを買うべきでしょう。
ただし、2021年時点で5G対応エリアはまだまだ多くありません。
都市部から5Gに対応し始めているため、地方に住んでいる場合、5G対応になるまでに数年かかるかもしれません。
自分の住んでいる地域が5Gに対応しているか、端末購入前に各キャリアのサービスエリアマップで確認しましょう。
まとめ
スマホはメーカーの知名度や見た目だけで選ぶと「最悪のスマホ」を購入してしまうかもしれません。
買ってはいけないスマホには次の特徴があります。
- CPUの性能が低い
- 重い
- 充電が切れやすい
- カメラの性能が悪い
買ってはいけないスマホと使いやすいスマホとを見極め、後悔のないスマホを選びましょう。
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